たびえもん旅の思い出/これがホントのマナーの巻

年末。帰省で人が移動する季節ですね。子連れ家族にとって、頭が痛いのがこの移動。特に公共交通機関を使っての移動は気を使います。

電車にウチの子ども3人が乗り込むと、周囲の空気が冷ややかになるのが分かります。厄介者が乗ってきたぞ、とね。

日本と海外を単純に比較することはできませんが、それでも日本は子どもを見守る寛容さに乏しい国だと感じます。

逆に海外だと、何かと親切にされます。「手伝いましょうか?」なんて断りもないし「ありがとう」と感謝される事も期待していない。ごく自然に手を差し伸べてくれます。

車内で黙々と書類を読んでいるキャリアウーマン、隣りに子どもが座ってきたら、書類を置いて手を貸してくれます。

おしゃべりに夢中のいかつい若者達、子どもが降りる気配に気づくとひょいと抱っこしてホームに降ろしてくれます。船だと、不安定な桟橋を渡りきるまで手をつないでくれます。

ベビーカーが迷惑とか、妊婦マークがうざい、そんな論争が起きる日本社会がお子ちゃまの群れに見えてしまう瞬間です。(店長 ごっちん)