たびえもん旅の思い出/母国語が通じないの巻

「言葉はどのくらい喋れるんですか」と質問されることが多くあります。

実際は英語が多少話せるくらいで、決してペラペラではありませんし、ス
ペイン語、アラビア語、中国語など、挨拶と数字が言える程度です。それでも充分コミュニケーションできるんです。

アジアやアフリカの国を巡っているとき、何度となくイギリス人の若者と出会いました。

同じようにバックパックを背負って放浪している彼らは、当然ですが流暢な英語を話します。どこの国へ行っても母国語が通じる。なんて羨ましいんだと思いました。

ただ、あるとき出会ったイギリス人が、行きたい国や行ったことのある国として、インドやカナダや南アフリカを挙げて話してくれたとき、ふと思いました。英連邦の国ばかりじゃん…

日本人は一歩海外に出ると、日本語は通じないという覚悟があります。それは不便なことではありますが、一方で旅行の醍醐味だったりもします。

一番の楽しみを無くしてしまっているのかも。そんなことを、英国のEU離脱のニュースで、なぜかふと、思い出しました。(代表 ふねしゅー)