たびえもんの日常を旅して/まずは家庭を守ることの巻

 5年半前に起業したとき、3人の子供たちは5歳、3歳、0歳でした。

 一番年上の長男にだけは事前に伝えておこうと思い、2人で外出したタイミングを見計らって話をしたところ、反応はまさかの号泣。

「お父さんとお母さんにいなくならないでほしい…」

 どうやら、彼の幼い頭脳の中で、親が起業する→事業に失敗する→両親が離婚し家庭崩壊、というシミュレーションが成り立ったようでした。

 で、時が流れ、小学5年生の長男、カフェ休業についての反応は、「あっそ」のひと言。(俺の生活に影響ないなら好きにして)と冷静です。

 代わりに泣き出したのは、小3になる長女。彼女の憧れの職業はカフェ。カフェが無くなるのは、彼女なりに寂しいことだったようです。

 一方で放課後や夏休みの間、子供を預かってくれる学童は小3まで。小4からは居場所が無くなります。次女も半年後には小学生で留守番予備軍…。

 カフェを続けるか、区切りを付けるのが良いか、子供たちの涙に答えられるのはどっちか。色々考えての決断なのです。多謝!(代表 ふねしゅー)