ケガも病気も怖くない! 子連れ海外旅行の作り方

概要

日時 2011年9月25日(日) 9:30~11:30(9:15受付開始)
場所 石神井公園区民交流センター 会議室2+3
西武池袋線石神井公園駅北口徒歩1分
委託 練馬区教育委員会 生涯学習課学び支援係
対象 小さな子供がいて、子連れ海外旅行に興味のある方。
旅行が好きで、旅育に関心のある方。
講師紹介

金川修造

小児科専門医。国立国際医療センター 渡航者健康管理室 医長。国際旅行医学会認定医師。
国際協力で海外の医療事情を知っているという利点を生かし、海外に出かける人の健康診断や予防接種、渡航先の医療情報提供、帰国後の検査、海外でかかった疾患の治療などを行う。
趣味は柔道(元高校総体兵庫県代表)。

木舟周作

旅育ひろば代表。旅育コンサルタント。
自転車世界一周をはじめとする五大陸およそ70ヶ国訪問の経験と、旅行業のプロの知識を活かし、子連れ旅行&旅育を推進中。
今年の夏休みは、4歳長男と2歳長女を連れてラマダン(断食月)期間中のドバイ旅行へ。練馬区向山在住。
チラシ 講座のチラシ(866KB)をこちらからダウンロードできます。

前置き

木舟より子連れ旅行を楽しむポイントを5つ、ドバイ旅行の写真を紹介しつつ、お話ししました。

  1. 乗り物三昧 … 日本とは雰囲気が異なる電車やバスに乗って、子供たち(特に男子)は大喜び。
  2. 遊園地&水族館 … 子供たちが喜ぶ定番、旅行期間中1日は、子供たちのための日をつくりましょう。
  3. 街歩きではご褒美を … 慣れない外国の街、子供は大人以上に疲れます。ジュースやお菓子などご褒美を。
  4. 親が行きたい所も行く … 親が楽しい世界遺産の観光なんかも、上手に日程に組み込みましょう。
  5. ホテルがおうち … 近所のスーパーを活用したり、朝食付きのホテルを選んだりして、くつろげるように。

最後にプラスアルファとして、出会いこそ旅の醍醐味である、というお話をしました。

子供がいることで、現地の人が、より積極的に話しかけてきてくれます。 子供同士の交流もありました(言葉なんて通じなくても、一緒に遊べるんですね!)。

大人だけの旅行より子連れ旅行のほうが、現地の人との楽しい出会いのチャンスは「大」なのです!

講師の話

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渡航者健康管理室の医長、小児科医の金川修造氏より、 子供を連れて海外旅行へ出掛ける際の注意点について、詳しいスライドを交えてお話いただきました。

海外旅行で気を付けるべきポイントとして、たとえば水遊び。 海水浴はさほど問題がないが、川や湖など淡水の場合、感染症の病原菌が多い場合があるので、 注意が必要ですというお話がありました。

特に気をつけるべきは虫や動物。蚊はマラリアやデング熱など多くの感染症の原因になりますし、 犬や猫など動物に咬まれた場合は、狂犬病の怖れがあるため、すぐに病院へ行く必要があります。 予防接種で避けられるものもあり、トラベラーズワクチンについての詳しいご説明をいただきました。

日本では「任意接種」と呼ばれて「打っても打たなくてもよい」と解釈されている注射も、 海外では「レコメンド(接種が望ましい)」とされている、無料化していくべきというお話には、 参加者もみんなうなずいていました。

先生は、その後のディスカッションも含めて最後まで同席され、 参加者からの個別の質問にも気さくに答えていただきました。

グループディスカッションその2

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参加者を5つの班に分けてのグループディスカッションを行いました。 前半では自己紹介を兼ねて、講座の参加理由や講師に聞きたいことを話しました。 後半では、子供にさせたい海外体験というテーマで、自由に意見交換をしてもらいました。

  • リスクばかりでなく、母親がリフレッシュすることも大切。
  • 子供だけでなく、大人も予防接種が必要だと思った。
  • 育児休暇の間に旅行に行きたい。
  • アレルギーがあるので、機会をうかがっています。
  • 子連れでおすすめの国はどこ?
  • 国の壁にとらわれないで友達ができる子になってほしい。
  • (釣り好きのため)海外の魚をみせたい。
  • 生活の場の選択肢を増やしてあげたい(ホームステイを将来してほしい)。
  • まずは大人が楽しんで、気楽に旅行に行こう!
  • 現地の人たちとのふれあいを楽しみたい。
  • 海外に出て、日本の良さを見直したい。

子供に色々な体験をさせたい、現地の人との交流をしたい、という意見があったほか、 「親も楽しみたい!」という本音の声が多く聞かれました。

親子が一緒に楽しめる旅行で、一家だんらん、たくさんの思い出を作りたいですね。

参加者の感想

  • 小児科の先生による詳しい話が聞けて、とてもためになった。
  • いろいろ不安なことがあったのですが、色々お話が聞けてとても参考になりました。
  • 子供と一緒に参加できるセミナーで助かりました。
    レジュメがほしいです(子供が泣いて聞けないところがあったので)。
  • 実際に海外に行かれた木舟さんの話を聞けて、旅行が身近に感じられた。
  • トラブル例を聞き、対応策を考えてから行けそうなので安心感が出た。

※ご要望の多かったスライド資料については、後日参加者の方にメールでお送りします。

まとめ

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テーマ設定の関係もあるのでしょうか、前回の講座に比べると、より子連れ旅行に慎重な参加者の方が多かった印象がありましたが、 「分かりやすかった」「子連れ旅行に行きたくなった」という声を多くいただけたのは、主催者としてとても嬉しい結果でした。

金川先生のお話の中で印象に残ったのは、海外では日本よりも子連れに親切で、 電車の中などで代わりにあやしてくれたりすることも多い、日本でそういうことが少なくなってしまったのは、 他人の子供にたやすく触れづらい雰囲気があるのではないか、とおっしゃっていたことでした。

自分の子供と一緒にいれば、ほかの子供に笑顔を向けることができますが、 一人のときにそれをやったら、あらぬ疑いをかけられてしまうかも…、なんて思ったりして。 でも日本全体にそんな雰囲気があるとしたら、本当に寂しいことですね。

子供が元気にうるさいのは当たり前、社会全体で子供を育てていく必要があるのも当たり前、 子供たちがもっとのびのび育つことができる日本を、私たち親の世代が作っていかなければいけない。 そんなことを強く感じる機会にもなりました。

参加されたみなさま、ありがとうございます。

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