たびえもんの日常を旅して 潮目の変わる秋の巻

 緊急事態宣言が解除となり、総理大臣が変わる。オリパラ開催の責務から開放された日本もようやく潮目が変わるのかなと思っています。

 四月から中学校で働いていますが、感染予防の観点から様々な行事が中止されたり、縮小されています。

 以前はどんな段取りで各行事が進んでいたのか、どんな業務があるのかよく分からず、仕事を覚える機会を失ったまま、ただ時間だけが過ぎていきます。

 ある日その不安を先輩教員に漏らすと「いや、今までのやり方が何でもかんでも良いわけではないし、行事関連の業務が教員の負担になっていた側面もあるから。コロナを機に、新しい行事運営の在りようが模索されるんじゃないかな」という返事がきました。

 確かに、昔のやり方をそのまま復活させるだけの方が不自然かもしれません。

 どんな苦境に見舞われても屈せず、何なら社会構造を変え、意識改革を起こして活路を開いてきたのが人類です。

 そうかこれから変わるんだ、新しい社会に変わるんだ。そう思うと、心の中の漠然とした不安がワクワクに変わるから不思議です。(ごっちん)