ゆとりよりがむしゃらの巻

 教員の仕事量が膨大なのは周知のとおりですが、私ももれなく忙殺されています。四十代後半の転職で右も左も分からず、一日が終わると安堵のため息とともに秒で寝落ちする日々です。

 転職が当たり前の時代になったとはいえ、全く未経験の分野に飛び込み、それなりの結果や成果を出せる人は少数なのではないかと思います。仕事の内容というより、中年の新人というのはどこの職場でも周りは付き合いにくく、扱いにくいですよね。

 自分の微妙な立場は重々承知して、この年齢で新しい仕事に挑める機会を与えてもらった感謝の念を毎日心の中で唱えながら必死でくらいついていますが、娘に「お母さんが痛々しく見える」と言われたときは驚きました。それだけゆとりがないってこと?

 確かに私の年齢で莫大な資産を築き引退している人も中にはいますし、そうでなくてもゴールが見えてきて、がむしゃらよりゆとりある生活に切り替えていく人は多いのかもしれません。

 …知るか! そんなもん。笑いたい奴は笑え。哀れみも蔑みもご自由に。私は死ぬまで働きます。 (ごっちん)