たびえもん旅の思い出 真冬の市場の巻

 先日、麻布台ヒルズに行ってきました。そこで見たのがヨーロッパ風のクリスマスマーケットです。シルバニアファミリーのお家のような可愛い屋台が並び、よく再現されていました。

 クリスマスマーケットはドイツ南部が有名ですが、実際はヨーロッパ全域にあります。イタリアやベルギーの小さな町の広場でも開かれていて、とても一般的な行事なのだと思いました。

 商品は加工肉にチーズ、ドライフルーツの量り売り、木のまな板、ボウルなど地元向けが多く、観光地化されていないところに媚びがなく良かったです。

 似たような雰囲気をどこかで感じたことがあると考えてみると、酉の市や初詣の屋台の並びでした。「りんご飴」「お好み焼」など筆文字で大きく書かれた極彩色のひさしの下を行きかうのはほとんどが地元の人で、外国語表記はゼロ。そっくりです。

 冬至を区切りに集まり、次の春を思いながら楽しみごとを作りたい気持ちは世界中どこでも同じなのかもしれません。慣れ親しんだ地元のお祭りやイベントは、世界中の人の心のよりどころですね。(ごっちん)