たびえもん旅の思い出 未来と過去にタイムスリップの巻
先日訪れたエストニアはIT先進国。行政サービスは全てデジタル化され、物理的に居住しない電子国民(!)になれることでも話題です。
実際のところトラムやバスはキャッシュレス、教会の券売機も観光地のトイレもカード対応、公園では屋外版ルンバのような芝刈りロボットが黙々と働いていました。
もっとも公共交通カードは有人のキオスクで買え、お店の支払いは現金も可、意外とアナログでもいけたことにほっとしました。
一方で首都タリンの旧市街は城壁に囲まれた世界遺産の古い街。中でも面白かったのは一軒のレストラン。
十五世紀のレシピを再現したメニューが売りで、蝋燭に照らされた薄暗い店内、店員の衣装も中世さながら。
嘘か本当か「マルティン・ルター推奨!」と書かれた肉料理があるかと思えば、中南米原産のジャガイモやトマトは一切無し(今の欧州でこれは珍しい…)、ビールは素焼きの壺に注がれてきました。観光客向けではありつつ、ワイルドなジビエ料理も美味しかったです。
デジタル社会と中世の街、まるで時間旅行のようでした。(ふねしゅー)