オーストラリアの魅力と言えば自然の美しさ。世界最大の珊瑚礁グレートバリアリーフの海も、太古から続く熱帯雨林のキュランダも、そしてシドニー郊外のユーカリの森ブルーマウンテンズも。
観光ルートが整備されているから、子連れでも気軽に訪れることができるのが嬉しいところです。

他の大陸から距離の離れたオーストラリアには固有種がたくさん。コアラやカンガルーのほかに、ウォンバット、ワラビー、カモノハシ、エミュー、タスマニアデビル、などなど。動物園に会いに行こう！
なおコアラ抱っこは州によって規制されていて、ケアンズでは体験できますが、シドニーでは触ることができません。

せっかく南半球を訪れたなら、探してみたいのは日本では見ることができない星々。南十字星が有名ですが、太陽系から最も近い恒星系であるケンタウルス座のアルファ星や、銀河系の隣にある大小のマゼラン星雲も、南半球ならではの天体です。
ちなみに南十字星が見やすい季節は春、星図を参考に夜空を見上げてみてください。

英国系の白人が多数を占めるオーストラリアですが、近年は中国やインドなどのアジアや中東系の人口も増えています。街を歩けば日本人と似た顔立ちの人も珍しくなく、ラーメン屋やすし屋など日本食のレストランも多く見かけます。
治安が良くて住みやすいとも言われるオーストラリア、馴染みやすさを感じることもできるのではないでしょうか。

忘れてはならないのは、オーストラリアにもともと住んでいたアボリジニの人々の文化が残っていること。ケアンズ近郊のキュランダではアボリジニの文化を体験できる施設がありますし、博物館などでその歴史に触れることもできます。
よく知られているものとしてはブーメラン。古くから狩猟や祭礼の道具として利用されていたそうです。差別や迫害の歴史も含めて、学んでみるのもよいかもしれません。

日本との時差が少なく行きやすいオーストラリアですが、南半球のため季節は真逆です。熱帯のケアンズと温帯のシドニーでも気候が違うため、服装の準備を含めて寒暖の差には注意が必要です。
日差しが厳しいこともありますので、特に海へ行く場合など日焼け止めなどの用意も忘れずに。

子連れの旅行で飲み歩くことはしないと思いますが、オーストラリアはお酒の販売や屋外での飲酒に厳しい国です。お店でビールやワインを注文するのは問題ありませんし、ホテルの部屋で飲むこともできますが、普通のスーパーでは酒類が売られていないなど規制があります。子供と一緒にソフトドリンクにするなど、くれぐれもお酒は控えめに。