フランスの公用語はフランス語、ではベルギーは？　ベルギーは北部がオランダ語、南部がフランス語、一部の東部地域ではドイツ語が使われています。
小さな国ですが文化が混じった多言語国家、そのためもあってか首都ブリュッセルには欧州連合（EU）の本部が置かれ、ヨーロッパの縮図のような国なんです。

ベルギーの首都ブリュッセルは交通の要衝。オランダのアムステルダム、イギリスのロンドン、そしてフランスのパリへ、国際列車が運行しています。
赤い車体がかっこいい特急タリスは、ブリュッセル南駅からパリ北駅までおよそ１時間半。旅の大きな楽しみになりますね。

ベルギーは漫画の国って知ってました？　人気キャラクターの『タンタン』をはじめ、多くのコミック作品を生み出しています。
一方のフランスも日本アニメが人気なほか、絵本でおなじみ『バーバパパ』や『ペネロペ』が生まれた国でもあります。そんなヨーロッパの漫画＆アニメ文化に触れる旅も楽しいかも。

花の都パリは名所が盛りだくさん。中でも必須の見どころと言えば、やっぱり『モナリザ』や『ミロのビーナス』などの名作が展示されるルーブル美術館。でもアート好きならそれだけじゃもったいない。印象派の作品が多く見られるオルセー美術館や、モネの『睡蓮』を展示するオランジュリー美術館、近代美術を鑑賞するならポンピドゥーセンターへ。親子で芸術に親しんでみては？

海に浮かぶお城のようなモンサンミッシェル修道院。パリから350キロと距離が遠く、交通不便なのが難点ですが、日にちに余裕があれば訪れたい見どころです。
日帰りもできますが、できたら１泊がおすすめ。夕暮れ時の景色や、観光客の少ない朝晩の静かな雰囲気が思い出に残ります。

フランスをはじめヨーロッパ諸国は、日本と違って頻繁にストライキが起こります。航空機や空港のストもあれば、地下鉄やバスなど市内交通のストも。
どのように対応するかはケースバイケースですが、鉄道の場合は全面的に停まるのではなく、一部の電車は予定どおり動くことが多いです。慌てずまずは情報収集から。

ベルギーもフランスも街歩きするにあたって特に心配なことはありませんが、それでも治安が良くないとされるエリアはあります。
気を付けたいのはパリ北駅などターミナル駅の周辺。旅行者が多く活気がありますが、それを狙ったスリや置き引きの可能性も。何かに気をとられて、子供と荷物から目を離してしまうことがないように…。