世界遺産に指定されているガウディ建築は全部で７つ。すべて見て回るのは大変ですが、代表的なサグラダファミリアのほかにも、できればいくつか訪れたい。
子連れでおすすめなのはグエル公園、その名のとおり「公園」なのでファミリー向け、園内にはガウディが住んでいた家もは博物館として公開されています。

美術に詳しくない人もピカソの名前は知っているはず。彼が住んでいたバルセロナにはピカソ美術館、有名な『ゲルニカ』はマドリッドのソフィア王妃芸術センターにあります。
さらにゴヤやベラスケスなど、スペインの誇る芸術作品が並ぶプラド美術館。たまには親子でアートを語るのもよいのでは？

サッカー大国スペイン。中でもレアルマドリードとFCバルセロナは、世界を代表するビッグクラブとして人気を集めています。
あるいは日本人選手の所属チームを応援しに行く旅もいいかも。サッカー観戦はスケジュールを合わせるのが、ちょっと難しいので詳しくはご相談ください。

他のヨーロッパの国々と比べると、スペインはちょっと英語が通じにくい。でも、スペイン語は発音が簡単で通じやすいって知っていました？
英語と違ってローマ字読みで、そのまま通じるのでハードルが低い。挨拶だけの片言でもいいから喋ってみると、仲良くなれること請け合い。大人より子供のほうが上達が早かったりして…

バルセロナのあるカタルーニャ地方は独自の文化を持ち、首都マドリッドへの対抗意識が強いことで知られています。大阪／関西と東京の関係にも似ていますが、もう少し強め。独立運動で住民投票が行われたり、公用語としてカタルーニャ語が使われていたり。地下鉄の案内など様々なところで、スペイン語とちょっと違うカタルーニャ語の案内を見かけることがあるでしょう。

スペインにはシエスタと呼ばれる昼寝の文化があることを知っていますか？　昼下がりの暑い時間帯を避けて、長めの昼休みをとる習慣です。お店によっては午後に訪れても営業していないことがあるかも？
もっとも近年は経済効率が下がるという観点から、シエスタは廃止される傾向に…。実際はさほど旅行に影響はないでしょう。

日本でも話題になることがあるオーバーツーリズム。旅行者が増えすぎて交通機関が混雑したり、土地代や家賃が上がって住環境が悪くなるという問題が指摘されることも。
バルセロナでは観光公害に対する住民のデモがニュースになりました。一面的な出来事で過剰に心配の必要はありませんが、親子で考えるきっかけになったりして。