第13回 海外トイレ事情(おむつとトイレ探しの問題について)
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紙おむつは持参? それとも現地調達?
成田空港などで、紙おむつを箱買いしてカートに積んでいる外国人旅行者を見たことはないでしょうか。
日本製は品質がよく、かつ値段も安く、電化製品と並んで隠れた人気の「土産品」と言われています。
国によっては、紙おむつ自体があまり一般的でなく、富裕層が使う贅沢品なんですね。
赤ちゃん連れの旅行において紙おむつは必携品になりますが、日本から持っていくのと、現地調達とどちらが賢いのでしょうか?
経済的なのは日本から持参することです。やはり安いですし、品質も安定しています。ただ重さこそ大したことはありませんが、容積がかさばりますね。
必要枚数を全部持っていこうとすると大変です。
最低でも家を出発し、飛行機に乗って、現地のホテルに着くまで、1日分はあらかじめ持参し、
足りなくなった分は現地調達というのが良いかもしれません。航空会社によっては機内で紙おむつを用意してくれる場合がありますが、
絶対ではないので、あまり頼りにし過ぎないようにしましょう。
なお、よほど発展途上国の地方都市や田舎に行くのでなければ、おむつの現地調達は可能です。スーパーマーケットに行けば手に入ります。
たとえばタイではマミーポコといえば紙おむつのことを指すそうです。日本のブランドも浸透しているのですね。
おむつ交換は臨機応変に済ませてしまおう
外出先でのおむつ交換は、日本国内においても親の頭を悩ます問題です。
空港や飛行機の機内ではさほど問題ありませんが、いざ現地に着くと、ホテル以外で適切な場所を探すのがなかなか難しかったりします。
日本でもスーパーのトイレなどでおむつ交換台が増えてきたのは最近のことですが、
海外の場合、そもそも出かけた先でトイレを見つけるのが大変、デパートやショッピングセンターに入っても、
授乳室やおむつ交換台があるとは限りません。では、どうしましょうか?
とりあえず赤ちゃんを横にできる場所として街なかのベンチ。あまり混雑しているような場所は難しいですが、
公園などちょっと物陰に隠れて、作業がしやすいところを探して、臨機応変にささっと済ませてしまうのが得策です。
ベビーカーで行動していれば、ベビーカーに寝かせたままでもよいかもしれません。
大事なのは後始末。大きいほうをしていることもあります。犬の散歩じゃありませんが、
ビニール袋を何枚か用意し、臭いが漏れないよう気をつけて下さい。
突然の「おしっこ!」発言、さあ、どうする?
もう少し大きな子供になった場合で心配なのは、町を歩いているとき、観光しているときの「おしっこ行きたい!」です。
余裕を持って早めに済ませてくれればいいのですが、切羽詰った段階で打ち明けられたら、本当に慌ててしまいます。
日本はトイレ事情が世界でも最も優れた国です。駅でも、コンビニでも、スーパーでも、
たいていの場所ですぐにトイレを見つけることができますし、貸してもらうのも難しくありません(たまにお断りがありますが)。
海外の場合、そうはうまくいきません。次のような問題があります。
- 有料である
- 鍵がかかっている
- 汚い
- トイレの仕組みが違う
国によってはトイレが有料なことが多いです。駅のトイレ、公衆トイレ、デパートのトイレまで、門番がいて小銭を払わないと入れてもらうことができません。
バスに乗る際など、ほかにも必要な場面は多いですから、常に小銭を財布に残しておくのがおすすめです。
お店のトイレなどで、鍵がかかっている場合があります。防犯のためなのでしょう。
お店の人にトイレを使いたい旨伝えると、鍵を取り出して空けてくれます。
我慢しましょう。我慢させましょう。
異文化体験。これぞ旅育です。最近は和式便所を知らない子供も増えているといいますが、世の中には色々なトイレがあります。
紙を使わなかったり、床に穴が空いているだけだったり。落ちないようにだけ、気をつけてあげて下さい。
トイレ問題解決のコツは、食事するたび、買い物するたび、そのお店でトイレを借りて済ませておくことです。
また1~2日滞在すれば、どこへ行けば無料できれいなトイレがあるか、少しずつ覚えてくると思います。そんなトイレマップが頭の中で描ければ安心ですね。
え? いざとなったらその辺でさせればいいって? 自己判断と自己責任でお願いします。
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