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おすすめ旅行情報/ハットゥシャシュ(トルコ)
世界史の授業で習った記憶のあるヒッタイト。世界で初めて鉄器を使用し、エジプトに攻め込んだヒッタイトです。 そのヒッタイトの遺跡がトルコの中央部にあります。ボアズカレという小さな村です。
紀元前18世頃という気も遠くなるような大昔に築かれ始めたハットゥシャシュの遺跡ですが、その都市の全容は、 今もボアズカレの丘に残っています。ぐるりと石組みの城壁が一周し、ライオン門やスフィンクス門などの門があります。 神殿や城塞の遺構も見ることができます。
ハットゥシャシュ遺跡は拠点となるボアズカレから歩いて訪れることができます。 数軒の宿と、売店が並んでいるだけの、ごく小さな素朴な村です。 団体旅行客は、チョルムという近郊の都市にホテルをとることが多いようです。 ボアズカレから2キロほど離れた所には、ハットゥシャシュの聖地であったヤズルカヤがあります。 岩に祭儀の様子を描いたレリーフが刻まれ、神々の住まう神殿になっています。
時代が古く、見た目の派手さが感じられるような巨大遺跡ではありません。訪れる観光客もまばらな世界遺産ですが、 ハットゥシャシュで発掘された粘土板には、エジプトとの間で交わされた平和条約が記されており、 その内容はルクソールのカルナック神殿で発見されたものと、同一であったそうです。 歴史好きの方におすすめの、実に通好みの遺跡であると言えるかもしれません。
時代 | 紀元前18~13世紀 |
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建設者 | ヒッタイト |
規模 | ★★/意外と広く、ぐるりと一周するだけでも、けっこう歩く必要があります |
景観 | ★★/トルコの小さな田舎の村の雰囲気とあわせて楽しみましょう |
独自性 | ★★★★/鉄器を生んだヒッタイトの都、その一言に尽きる遺跡です |
難易度 | ★★★/私は自転車でしたが、ボアズカレへはローカルバスしかありません |
世界遺産 | 1986年登録(文化遺産) |
訪問時期 | 2002年7月 |
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