中国 T様(夫婦) 2019年8月

お客様の声
たびえもんの木舟さんには今回も大変おせわになりました。
北京の夏を楽しむことができました。
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1 今回は5回目の中国。
北京も3回目で、どんな変化があるか楽しみにしていた。夏休みに北京を訪れるのは初めてで、季節の違いも楽しめると思った。前回は12年前の2005年だった。秋の9月の北京だった。
同行した妻ははじめての中国で何かと不安があった。特にトイレの事情で困らないか、出発前にいろいろ話すことが多かった。
それと、出発直前に調べてわかった、お金の扱いの変化。 12年前のお札は切り替えられていて、新しい紙幣になっていた。試しに古いお金を持って行って、コンビニで出してみた。まず珍しがられ、若い男性の店員から「これは使えないので、切り替えてください」と日本語をスマホの翻訳機を使って示された。スマホの翻訳機が一般化していた。
切り替えた紙幣は紙幣の偽造の問題もあり、電子マネーが都市部では急速に進んでいた。中国では自国のものに信頼ができていないのだ。多くの場所で、紙幣を偽造防止も兼ねて、機械に入れて数える。そして、日本でも広がっているが、買い物の支払いがスマホ決済がほとんどになっていた。細かい商品の買い物でもスマホ決済で良いのだ。
「実際のお金がが使えないの?クレジットカードもだめなことあるみたい」これが一番妻が心配していた。買い物、食事をするまえに、カードも、十分なお金も持っているのに支払いは大丈夫か心配した。私は、「何とかななる」と高をくくっていた。結果として、お金やクレジットカードが使えない場面はなかった。しかし、これからはますますスマホ決済、キャッシュレスが進むので、準備を考えた方が良いかもしれない。「銀聯」が普及している中国。旅行者にはクレジットカードが使えないと、不便さを感じるだろう。
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2 月曜日は要注意。
北京といえば紫禁城、故宮博物院と万里の長城に行かない人はまずいないだろう。中国国内からの旅行者も北京に来れば、必ず訪れるところだ。夏の7月8月は子供の夏休みで、家族を連れて旅行する国内旅行者や移動教室を実施する団体や市町村が溢れている。同じ帽子や同じシャツを来た団体旅行客が北京に溢れている。バスを含めて、故宮のまわりは自動車があふれ、旅行客を乗降を繰り返していた。天安門広場など車を停車する制限しているので、観光にとってはひどい状況だ。数年前から故宮の入場は予約が必要になり、入場者数の制限が行われている。人が芋洗い状態とは古い言葉だが、北京にはピッタリである。
月曜日の観光は注意しなければならない。それは、故宮は月曜日が閉館日だからなのだ。月曜日は故宮を訪れられない大勢の観光客が行き場を失い、その他の施設に向かう。まさに、「殺到する」と言えるぐらい、万里の長城は混雑するとガイドから聞いた。例えば、朝の8時に北京を出て、通常午前10時には到着する長城に、前の月曜日には午後1時に着いたとのことだった。幸い、私たちは火曜日の晴れた日に行けたので、恐ろしい体験をしないで済んだ。火曜日の長城でも混んでいたから、月曜日は避けた方が良いことは間違いない。
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3 翻訳機は使えます.
 とにかく便利です。その場で話して通訳してくれる通訳機はとても便利だ。英語が通じない中国ではスマホで多くの人が観光客に対応している。乗り物の切符を買うこと、料理のメニューの相談、道案内など、これからは欠かせないものだ。もっとも助かったのが、タクシーの手配。北京のはずれの小さな博物館にタクシーで向かったことがあった。往きはホテルでタクシーをひろえるが、帰りが心配だった。
見学を終えて、あたりにタクシーは全く走っていない。そして、今の北京ではタクシーは街頭で拾えない。すべてスマホで手配する。日本でもアプリがあるが、あちらでは全てがスマホで手配する。私たちは日本のスマホしかないので、タクシーを手配できない!そんな時に便利なのが、通訳機。博物館の女性スタッフに通訳機を使ってタクシーを頼んだら、ニコニコしながらすぐに手配してくれた。二人の博物館のスタッフとそのあとも展示物について機械を使って話すことができて、親交を少し深められ、仲良くなれた。タクシーが来て、目的地の指示も女性がしっかり注意してくれた。何と便利なんんだろう!!
通訳機は英語の使えない地域でこそ本領が発揮された。!
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4 北京は秋がいい。
北京の夏は、思ったよりも暑くて、雨が多い。梅雨と言っていい。曇りの日も多く、よく雨が降る。気温も30度ぐらいになり、蒸し暑い。
北京は屋外の施設が多く屋内の観光施設があまり多くない。北京では、雨が降ると溢れかえる旅行者は行き場を失い、近くにある建物に殺到する、雨を木陰でやり過ごす、地下鉄に逃げるなど、人が集まってくる。そして、大声で話す人も多く、屋内で中国語がうるさく響く。その上蒸し暑く、避暑を望んでいた私たちには期待はずれだった。東京ほどではないが、、、疲れることも多かった。ガイドに聞いたら、「春か、秋がいいですね。」 私は、秋と冬に来たので、気がつかなかった。
5 個人ガイドを手配は好(ハオ)
個人ガイドを手配して故宮と長城を見学した。長城はグループの予定だったが、実際は個人ガイドになっていた。1日手配して十分楽しめて、おもてなしの姿勢もよく、ガイドは好(ハオ)でした。言葉が通じにくく、観光客が溢れかえる北京では心強い存在でした。
文化的背景も観光中に知ることができて、是非お勧めできます。
★写真はT様ご提供
たびえもんより
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旅行のご感想、ならびにお写真ありがとうございます。
故宮の人出はものすごいですね。。観光客が増えているのは世界各地で共通ですが、写真の人数を見ると、事前予約や入場制限も止むなしという感じがいたします。
電子マネーや翻訳機の情報もありがとうございます。最近別の国に行かれたお客様からも、翻訳機が役に立ったという感想をいただきましたが、AI技術の発達に伴い、ますます便利になるところかと思います。
ガイドもお役に立てましたようで良かったです。長城は同行のお客様がいなかったのですね。
スマホや翻訳機など便利になる時代だからこそ、人と人のやり取りで、ガイドが旅行をより楽しく、印象深いものにできるよう、努めさせていただければと存じます。
まだまだ暑い日が続きますが、ご自愛くださいませ。


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