たびえもん旅の思い出/母国語も大切にしてねの巻

漢字の書き取り中の子ども達。手元をよく見ると書き順が変で、間違いを指摘してもどこ吹く風、直す気配もありません。

生まれた時からPCのある世代は、漢字は読みと意味さえ理解していれば、不自由しないと感覚的に分かっているのでしょうか。

チェコ、プラハの書店に入った時です。雑誌や薄い本はチェコ語なのに、難しい専門書になると全て英語の本になり、驚きました。

話す人口の少ない言語で、更に専門書となると読みたい人は少なく、わざわざ訳したり、チェコ語で書く必要がないのでしょう。

そういえば、英語圏ではないのに高等教育のテキストや講義は全て英語になる国は結構あると聞いたような…。

大学の講義もほぼ日本語でまかなえる日本はそれだけ知的水準が高く、マンガのセリフから俳句、純文学まで言葉の文化が花開いていると言えます。

小学校でも英語教育の導入が本格的に始まります。英語はもちろん大切だけど、私たちが日々心を通わせている言葉は日本語だっていうことを忘れないでね、と心の中で小さくつぶやく母なのでした。(店長 ごっちん)