たびえもん旅の思い出 自由の大切さに気づくの巻

 今年のGWはステイホーム。感染拡大が早く収まってほしいものです。

 ただ気になるのは「命を守る」の大合唱のもと、散歩したり公園で遊んだり、妊婦の里帰り出産さえ、許されなくなるような自粛の圧力。

 罰金や逮捕もありうる欧米に比べれば、日本は緩いのですが、アフリカ訪問時のエピソードを一つ思い出してしまいました。

 スーダンの首都ハルツーム。貧しくて治安が悪いイメージがあるかもしれませんが、ナイル川沿いで緑も多く、人も親切で歩きやすい街でした。

 好印象が一変したのは夜のこと。ホテル近くの食堂で夕食を済ませ、外へ出てきた時のこと、警棒を持った警官隊が突然現れて、路上にいた物乞いの子供たちを追いかけ始めたのです。

 逃げ惑う少年たちを、警官隊は容赦なく殴打し、捕らえます。そしてみなトラックの荷台に乗せられ、どこかへ連れ去られてしまいました。

 三重県で、感染者宅に投石があったなんて報道を聞くと、所詮人間のやることに大きな差はないのかも。自由に外出し、旅行できることは、本当に幸せなことなのですね。(ふねしゅー)