たびえもん旅の思い出 変わりたい時は、〇〇するの巻

 「着物で初詣に行く」を目標に昨年秋から着付けを習い始めた事は先にもこのコラムで書きました。

 お世話になった着付けの先生は、外国の方に着物を着せつけ、和服を体験していただくワークショップも主催されているのですが、その話が面白いです。

 まず外国の方は、体格差が大きいので手持ちの着物では間に合わず、メルカリ等で色々な寸法の着物を安く調達する所から始まるそうです。

 さらに着せつける時には、メリハリのある立体的な体を寸胴の着姿に近づけるよう、あの手この手で調整していく行程が大変なのだとか。

「骨格から全然違いますから、悩みます」
 衣服という切り口から文化の違いを実感されている先生の言葉には説得力があります。

 私も海外旅行に行きたい理由は「違いを知りたい、感じたい」これに尽きます。よく分からない価値観、圧倒される絶景。

 なんで? なにこれ? に突き当たるたびに自分の思考の限界を自覚し、拡張しようともがいている時が楽しいのです。

 さて今年は何回、拡張の機会に恵まれるでしょうか…?(ごっちん)