たびえもんの日常を旅して 外すは一時の恥、外さぬは…の巻

 来たる5月8日、ようやく新型コロナの扱いが5類となり、社会活動に対する様々な制限が無くなります。

 海外から帰国する際のワクチン証明やPCR検査は不要、地域のイベントやお祭りも復活し、飲食店では大口の団体予約も戻ってきたと聞きます。

 やっとコロナ前の日常が戻った。そう喜びたいのですが、残念ながら1つだけ戻っていないことがありますね。

 それは周りの人の表情。マスクに隠されて顔の見えない人が、この国ではまだ多数派のようです。

 今後従業員のマスクを任意とする企業が増え、気温も暑くなれば外す人も増えるでしょうか。コミュニケーションにおいては言語よりも表情の果たす役割が大きいとも言われています。

 心配なのは子供たちへの影響です。友人の顔が見えない、先生の顔を知らない、そんな世界で何年も過ごすことを強いられ、依存症となり外すのが恥ずかしいという子もいるようです。

 自殺や不登校が増えているという深刻なデータもあります。子供たちの成長を守るために、大人が行動を変える番ではないでしょうか?(ふねしゅー)