たびえもん旅の思い出 ヒロシマに草木は生えているか?の巻

 先日広島でG7が開催。日米英仏独伊加のほかインド、ブラジルなど16か国が参加、原爆資料館や厳島神社を訪れた様子が大きく報道されました。

 政治的な成果については賛否あると思いますが、世界の首脳が被爆地に集まった意義は少なくないでしょう。

 かれこれ20年前に自転車で世界を旅していたとき、僕が日本人だと分かるたび言われることがありました。
 カラテ、ニンジャ、トヨタ、ニンテンドー、そしてヒロシマ。

 首都の東京以上に有名な日本の都市が広島でした。ヒロシマを知らない人はいなかったと言っても過言ではありません。
 アトミックボム、世界中の子供が学校で習っているのでしょう。

 ただその知識には大きくずれがあって、ザンビアだったかアフリカの片田舎で「今ヒロシマには草木は生えているのかい?」と問われたことも。
「ここよりずっと都会だよ」苦笑しながら、日本の遠さを感じたものです。

 サミットをきっかけに、広島へ来る世界の人も増えるでしょう。足を運んで、自分の目で見て、考える。平和につながるといいですね。(ふねしゅー)