たびえもんの日常を旅して 物価の安さは人の安さ…の巻

 自分自身を含め、最近海外へ出かけた人から耳にするのは、とにかく物価が高い! 円安が進み、それ以上に諸外国の物価上昇が進み、コロナ前に比べて状況はかなり変わっています。 

 かつてアメリカやカナダでスーパーを訪れると、大きなパンが1ドル、2リットルのコーラのペットボトルが99セントで売られていました。

 ヨーロッパの外食はやや高く、レストランは10~20ユーロくらいしましたが、中東系のケバブ屋であれば10ユーロ以下で食事ができました。

 アジアやアフリカの途上国へ行けば1000円以下の安宿があり、2~300円でもお腹いっぱい食べることができました。
 でも物価が安いということはすなわち、そこで働く人の給料が安いということ。安い労働力の上に、僕たちは贅沢ができたのです。

 コロナが終わった今、多くの外国人旅行者が日本の安さに驚くそうです。家計に優しくと言えば聞こえは良いけれど、その理由は何なのか? 5ドルも出さずにランチが食べられるのはなぜなのか? 適切に高く売る努力が必要なのかもしれません。(ふねしゅー)