情勢が流動的な中東にあって、治安の安定したヨルダンの首都。人が住み始めた歴史は古い町ですが、都市として発展をしたのは20世紀になってから。
ローマ時代のジェラシュ遺跡や、モーゼゆかりの町マダバへ、日帰りの観光もおすすめです。

キリストが処刑されたゴルゴダの丘に建てられた聖墳墓教会、預言者ムハンマドが昇天した場所とされる岩のドーム、そして古代エルサレム神殿の外壁が現存する嘆きの壁。
城壁に囲まれた旧市街は、歩いて回れる広さですが、宗教の持つ独特な、人を畏怖させるようなエネルギーに満ち満ちています。

エルサレムから日帰りで行けるベツレヘムは、キリストが生まれた場所として知られ、町の中心に生誕教会が建てられています。
パレスチナ自治区に位置するため、入域するには検問があり、パスポートが必要です。現地の情勢次第では、訪れることが難しい場合もありますのでご注意下さい。

海抜410メートル、世界で最も標高が低い場所として知られています。生物が棲めないほど塩分濃度の濃い湖で、本当に浮きます！　浮かんだまま本を読んでの写真撮影がおすすめです。
アンマンから日帰りもできますし、リゾートホテルに宿泊し、沈む夕陽をご覧になるのも良い思い出になるでしょう。

ナバタイ人が残した東西交易の拠点となった都市遺跡で、１日では見て回れないほどの広大さと迫力があります。
赤色の岩をくりぬいて造られた巨大建造物が見どころで、ペトラを訪れる観光客を最初に迎える巨大な宝物殿エル・ハズネ、岩窟墓が並ぶ王家の墓、遺跡の最奥に鎮座する修道院エド・ディルなど、全てに圧倒されます。

ヨルダン南部に広がる砂漠地帯、「月の谷」と称される美しい景観が人気です。はるか昔から人々が暮らしていて、伝統を受け継ぐ遊牧民ベドウィンの村があります。
時間帯や日差しの加減によって、砂漠の色は様々に変わります。４ＷＤの車か、あるいはラクダに乗って、いざ砂漠探検に出かけましょう！