たびえもん旅の思い出 多数派と少数派の巻

 昨年から都内の幼稚園、中学校と教育現場で働いています。大都市の学校には多くの外国人の子弟が在籍していて、外見や名前で分かる子もいれば、一見日本人かと思う子もいます。

 イスラム教を信仰している女生徒は髪をスカーフで覆い、ラマダンの時は給食をとらずに別室で読書などして過ごしているようです。異国の土地で、自国の生活習慣や宗教行事を遵守していくのは大変だろうと思います。

 こんな時役立つのは、自身が海外で「少数派」になった時の経験です。イスラム歴に順じた社会のリズムや、男女で明確に分かれている生活空間など、その社会のありようを短期間でも体験していると、日本で暮らすイスラム信者が何に困り、どう理解して欲しいか、ある程度想像がつきます。

 その昔、イスラム教の流儀を何も知らない私のような旅行者にも親切にしてくれた人が沢山いました。

 時が過ぎ、こうして日本で「少数派」になっている人たちのアイデンティティを理解して支援する事が、その時の恩返しになればいいなと願いながら、働いています。(ごっちん)