たびえもん旅の思い出 偉大なる山と魚が多い運河の巻
トランプ大統領が就任し、北米最高峰のデナリ山をマッキンリーの旧称に戻したり、はたまたパナマ運河の返還を要求したりと、どこまで本気か分かりませんが世の中を騒がせています。
思えばかつて僕が自転車世界一周の旅を始めたとき、スタート地点はアラスカでした。先住民の言葉で「偉大な」という意味のデナリ国立公園。砂利道を自転車で走っていると、園内バスの運転手がよく手を振ってくれました。
カナダやメキシコを経て、パナマに到着したのは4か月後。グアテマラで強盗に遭ったダメージを引きずっていて気分が乗らずの訪問でした。
高層ビルの並ぶパナマシティ。植民地時代の遺跡が残り、運河を見渡せる水門は観光地に。中米のどの都市よりも活気があり、白人に黒人、東洋人のビジネスマンが闊歩する街。
一方で貧しいのは先住民の人々、カラフルな民族衣装姿で土産物を売っていました。
アラスカの公用語は英語、パナマはスペイン語。パナマは「魚が多い」という意味だそうですが、せめて地名くらいは現地の言葉を優先にと個人的には思います。(ふねしゅー)